2018年8月11日土曜日

ワンダー・オブ・ユー/ The Wonder of You



ワンダー・オブ・ユー
/ The Wonder of You


誰にも分かってもらえないとき
やることがすべて裏目に出る時に
君は希望と生きる力を与えてくれる。
いつも側にいて
わたしのやることのすべてに
力になってくれる
Wonder of You
それが君の素晴らしさ



The Wonder of You




みんなが大好きなこの曲が

もっともふさわしいときはどんなとき。

大上段に構えた曲だ。
これだけ大上段に構えた曲を、ふと口をついてでたような歌心で歌えてしまうところが尋常ではない。

イントロ。ホーンの後を追ってすぐにドラムが刻む。

Woo-oo-oo続く、最初のWhenの声にみなぎっている「君への信頼」

2度目のWhenでこれほど確かなことはないと語る。
その視線が、まっすぐ見つめていることが、すぐに分かる声
裏切りのない声、感謝している声だ。
you give me
この曲が類い稀な信頼とやさしさに満ちた曲であることが分かる瞬間。

you touch my hand and I'm king
<広い世界のチャンピオン>から時が過ぎたことが伝わる。
この曲に辿り着いたプロセスがどうであれ
その時間が決して無駄でなかったことが聞こえてくる。
you kiss to me is worth fortune
fortune 宝物は誰にも多くない この曲の場合、多分ひとつだろう。

I guessーー不思議はすてきだ。
I guessーーその気持ちがすてきだ。

間奏に入る直前のThat's the wonder,the wonder of you
このThat's the wonderを歌う顔が歪んでいるのが分かる
ただ素晴らしいと言ってるのではない。ここで言う素晴らしさは尋常ではないことを示している。
「君の素晴らしさには涙がこぼれてくる、胸を打つ素晴らしさだよ」
どんな言葉を持っても表現できない素晴らしさを語るには歌しかない。

求めるにしても、与えるにしても
表現が、これ以上ないパフォーマーの手に委ねられていることが分かる瞬間だ。

短い曲の中にひとりの一生で出会えたかけがえのないドラマを集約してしまえる凄さ。
その後に続くthe wonder of youは笑顔を歌っている。この重さと軽さのバランスが絶妙だ。


間奏。究極の素晴らしい君を讃えるための助走だ。
オーケストラとコーラスの中で、ジェームス・バートンのギターが「至高の愛」を奏でる。
ギターが主役になって、エルヴィスがバックに回り、バックコーラスと一緒にハモっている。

ギターの音色の中で素晴らしい君が踊っている。
エルヴィスの視線はギターの中の君を見ている。目を細めてみている。優しさが溢れる。
That's the wonder,the wonder of youと感じることのできるこころが尊いと教えてくれる時間だ。
J・バートンとエルヴィスが奏でる世界に、バックコーラスもオーケストラも、揺るがない愛を見る。

そして最後に
エルヴィスとステージの全員が
力を合わせて表現する。
生きることは
決して悪くないことだと。
最後のThat's the wonder,
the wonder of youで勇気をくれる。


Woo-oo-oo
誰にも分かってもらえず
やることすべてが裏目に出る時
君は希望と安らぎと
生きる力を与えてくれる
いつもそばにいて
僕がやることすべての
力になってくれる
それが君の、君の素晴らしいところ
(君の素晴らしいところ)




君が微笑めば世界は輝き
君がふれるとこの曲がもっともふさわしい。
大上段に構えた曲だ。
これだけ大上段に構えた曲を、ふと口をついてでたような歌心で歌えてしまうところが尋常ではない。

イントロ。ホーンの後を追ってすぐにドラムが刻む。


On Stage February 1970------------------------------
ELVIS PRESLEY

Label:BMG
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1.See See Rider
2. Release Me
3. Sweet Caroline
4. Runaway
5. Wonder Of You, The
6. Polk Salad Annie
7. Yesterday / Hey Jude - (bonus track, previously unreleased)
8. Proud Mary
9. Walk A Mile In My Shoes
10. In The Ghetto - (bonus track, previously unreleased)
11. Don't Cry Daddy - (bonus track)
12. Kentucky Rain - (bonus track)
13. I Can't Stop Loving You - (bonus track, previously unreleased)
14. Suspicious Minds - (bonus track, previously unreleased)
15. Long Tall Sally - (bonus track, previously unreleased)
16. Let It Be Me
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